[Steam]2職の組み合わせが楽しい、DiabloライクなダークファンタジーRPG「Grim Dawn」のプレイ感想
いわゆるハックアンドスラッシュ系統のアクションRPG。多彩なキャラクタービルドで自分だけのキャラを作り、ランダムな強化値効果の付いた装備を集め、ひたすら自身を強化し敵を倒していくというゲーム。
ランダムダンジョンを潜る系かと思っていたのですが、マップは固定でメインストーリーに沿って進んでいくタイプでした。そのマップは非常に広大ですし、システムなども含めて一人用MMORPGという感じがしました。(マルチプレイも可能)
現在20時間程度を遊んだ段階での感想です。
[Steam: Grim Dawn]
https://store.steampowered.com/app/219990/Grim_Dawn/
日本語読みはダウンではなく、グリムドーンらしい。
本体が2480円のDLCの拡張パック(Ashes of Malmouth)が1840円、さらにちょうど今月末に待望の新しい拡張パックが出るようです。全部合わせるとパッケージ1本分にはなりそうですが、現状でも十分すぎるほど遊べてるので元は取れそうです。
ちなみに最近のVerだと日本語翻訳が相性悪いらしく、15分程度遊ぶたびにゲームがクラッシュしました。少し検索して下のサイトを参考に翻訳とフォントをインストールしたら完全解決しました。
[GAMER510COM:【GrimDawn】日本語化でクラッシュやフリーズが発生中 解決方法を解説]
http://gamer510.com/2019/03/18/post-7947/
ゲームを始めると渋いムービーがスタート。
異世界から現れた人を乗っ取るイセリアル、人間の血をささげる狂気のクトーン教団という二つの組織が暗躍し、荒廃してしまったファンタジー世界が舞台。
主人公はイセリアルに体を乗っ取られて首を吊られかけるが、寸前で正気に戻って救出されるところからスタート。
実はDiablo系列は遊んだことがなくてイメージしづらかったのですが、ようするにクリックで移動や攻撃する海外MMOなんですね。
自分は何本か遊んだことがあるのですんなり入れましたけど、知らない人だとちょっと戸惑いそうですね。
ちなみに複数キャラを作れるそうなので、最初はwiki縛りで遊ぶことにしました。せっかくソロのMMOなので、最適解にこだわらずに自由に遊びたいですし。
このゲームの肝となるシステムの一つのジョブシステム。6(拡張で+2)のジョブから選ぶことで、キャラの方向性が決まる事になります。
剣と盾を使うバリバリのナイト職はもちろん、弓銃を使う遠距離職、しもべを呼び出し共に戦う召喚職まで幅広くあります。面白いのがジョブは合計2つ選択できる事でしょうか。各ジョブのスキルはシナジーが存在するようで、自分好みの組み合わせを見つけるのが楽しいですね。
スキルはLVアップごとに3pt(Lv50から2ptらしい)を貰えるので、自由に振り分けていきます。
振り分ける対象は2種類あって、
・下のゲージのジョブレベル (ステータス上昇、レベルに応じてスキル解放)
・上の各スキル (アクティブとパッシブの二種類)
これが2職分あるのですが、たぶん全部振れるポイントは無いので、どこに集中させるかでもビルドが分かれるところですね。どうやって育成しようかどう組み合わせようか・・・・それだけワクワクしません?
ちなみに画像はソルジャーですが、最終的にクレリック職のインクイジターを選びました。昔遊んでいたMOで使い手だったので、つい懐かしくてというのが理由です。
そしてこのゲームのもう一つの特徴が星座システム。
世界各地に存在する祠を解放すると1pt貰え、星毎に異なる能力を獲得していくというもの。いわゆるステータス強化ツリーみたいなものですね。
ただし、星々は5属性(信仰)に分かれていて、星をつなげて星座を完成する事で信仰ポイントが上昇します。星々は必要信仰ポイントが決められているため、強力な星を取るために下位の星座を完成させていくことになります。
ここも人それぞれの個性が分かれるところですし、どうビルドするか非常に楽しいところですね。
序盤は沼地にゾンビだらけなのでゾンビゲーなのかと思っていました。実は単に最初に地方がそういう敵の支配地域だったようで、山脈地帯で山賊達と撃ち合ったり、森で獣を薙ぎ払ったり色々出てきます。
クエストは何々を倒せとか収集系がメインですが、オンラインMMOと違い何回も同じ地域をお使いさせられることはないです。メインとサブで地域が被ることはあれど、終われば次の地域次の地域とスピーディに進んでいきます。
スキルはLv1で取れるものこそ撃ってるのか分からないしょっぱさでしたが、少し先のスキルになるとほどほどの派手目になります。
そしてCTが全体的に速くメインスキルで長くて5秒程度ですし、召喚とか大型でも15秒以下が中心でした。移動速度もデフォルトで結構早いので、戦闘はかなり高速に行われます。クリックMMOと聞くともっさりを連想するのですが、ほんとザクザク敵を薙ぎ払って次へ進めます。
全体的に爽快感があるのですが、ではヌルゲー化といえばノーです。油断すると殴り殺されますし、特にボス系は気が抜けません。これで難易度ノーマルなので上位難易度だとどうなるんでしょうね。
装備品はビックリするぐらい大量に落ちます。
等級はコモン、マジック、レア、エピック、レジェンドと分かれていますが、条件を絞って非表示にできるのでコモンは非表示推奨かもしれません。エピックが偶に見る程度ですが、マジックやレアでも優秀な能力を見かけるので、メインストーリーを遊ぶ分には困らないようにも見えました。
地図は周辺マップと世界地図の2種類。クエスト目標は分かりやすくマークされるので見落とししづらい親切設計です。
なお、主人公は乗っ取られかけた影響か敵のワープゲートが使えるという設定です。マップ上で解放したワープゲートにほぼいつでもワープ可能です。さらに元いた場所へのミニワープが作成され、戻る事も可能になっています。
つまり、アイテムが一杯になっても町に戻って売り払い、また同じ場所から探索する事が可能ということ。この辺りは非常に嬉しいですね。
世界各地には日記という形で多くの人の生活や事件の一部始終、時には当事者たちの思いなどが描かれています。なんか見たことある名前付きの化け物だと思ったら、直前に拾った日記の人物だったときは震えたものです。
ちなみにもう一職はネクロマンサーにしました。周りにいるスケルトンは召喚したもので一緒に戦ってくれます。一人だと・・・・一人だと心細かったんです。
素材を集めて武器を生産できたり、語れることはまだまだあるのですがここまでで。
ストーリーはまだ終わりが見えず、いわゆる堀りの段階にも行けてません。まだ序盤なのか中盤なのか終盤なのかも分かりませんが、ストーリーが終わってもその先もありますし、普通のRPGとして見ても十分すぎるボリュームに感じます。
レベルアップやドロップのバランスは絶妙に感じ、特にレベルアップはレベル上げしなくてもほどほどに上がっていきます。そしてスキルを覚え成長しますし、装備品も充実してドンドン強くなっていくのが分かって面白いです。
現状の組み合わせが行きづまっても別の職同士で新しい試みもできますし、いつ飽きるかは分からない物の当分は遊べそうです。スキル割り振りだとかドンドン強くなっていくのが好きな人は買いだと思います。
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